勃起と交感神経、副交感神経の関係

勃起と交感神経、副交感神経の関係 のもくじ

矢印_グリーン緊張すると勃起できなくなる原因は自律神経にあった!


矢印_グリーン交感神経と副交感神経とは


矢印_グリーン交感神経と副交感神経の神経伝達物質



のページでは、人体と精神のコントロールに大きな影響を与えている、自律神経というものについて説明しています。


自律神経や交感神経、副交感神経というキーワードは聞いたことが多いかと思いますが、実際にそれらがどういった働きをもち、どういった仕組みで動いているのかについては、あまり触れることがないかと思います。


そこで、勃起や ED にも関わってくる、これらの神経について、まずは基本的な知識を付けて頂くために、このページを作成しました。特に、心因性 ED の克服について考えている方は参考になるかと思います。




緊張すると勃起できなくなる原因は自律神経にあった!




い男性でも、緊張や不安を感じると勃起できなくなる理由は、
一言でいえば 『自律神経が悪さをしているから』 となります。


自律神経とは、『無意識で身体と精神の機能を調節してくれる神経』です。


例えば、心臓の鼓動や食べ物の消化、発汗などは、自律神経の働きによるものです。




これらの動きは、意識して止めたり強めたりすることはできません。
心臓を意識して止められる人とかはいないですよね。


あくまでも、我々の意識とは無関係のところで、自動運転してくれている神経というわけです。


そして、聞いたことのある方も多いと思いますが、自律神経は以下の二つから成り立っています。



交感神経
副交感神経


この2つの内、若い男性の心因性ED にとくに関わってくるのが交感神経です。
緊張や不安によって、この交感神経が大活躍してしまった時、あなたのペニスはウンともスンとも言わずに萎えてしまうことでしょう。


それぞれの神経についてこれから説明していきます。




交感神経と副交感神経とは


律神経のうち、交感神経は『心身を活性化させる』働きを持ち、
副交感神経は『心身をリラックスさせる』働きを持っています。


また、身体のあらゆる臓器や部位において、交感神経と副交感神経がはたらき、これらの機能を制御しています。



交感神経と副交感神経の大まかな働きについては、以下の表にまとめました。






交感神経と副交感神経は、シーソーのようにバランスをとっており、例えば昼間、仕事をしているときやスポーツをしているときには交感神経が優位になっています。


一方、夜間、お風呂に入ってゆっくりしているときや、睡眠をとっているときには、副交感神経が優位になっています。


その他、上述したように、たとえば緊張や不安を感じる場面であったり、お腹がすいた時や暑さを感じた時など、日常生活のあらゆるシーンにおいて、交感神経と副交感神経が交互に優位になることで、我々の心身を正常な状態に保ってくれています。


この2つの神経のおかげで我々の日常生活がまわっているとも言える位、大切な機能なんですね。




交感神経と副交感神経の神経伝達物質


感神経と副交感神経は、それぞれ神経伝達物質をもっており、
それぞれの神経が優位になった瞬間、その神経伝達物質を神経末端から放出します。



交感神経の神経伝達物質  ・・・ アドレナリン、ノルアドレナリン
副交感神経の神経伝達物質 ・・・ アセチルコリン


そして、これらの神経から放出された神経伝達物質を受け取る器官(受容体と呼ばれます)が、
全身の臓器や血管に存在しており、その受容体でどんな神経伝達物質を受け取るかによって、
その臓器の動きや働きが変化します。


アドレナリン、ノルアドレナリンの受容体 ・・・ α受容体、β受容体
アセチルコリンの受容体         ・・・ ムスカリン受容体


上の表にもあるように、例えば交感神経が働いてアドレナリンやノルアドレナリンが放出され、それが心臓存在しているα受容体やβ受容体に結合すると、心臓がバクバクと鼓動を早め全身へ大量の血液を送り出します。


逆に、副交感神経が働いてアセチルコリンが放出され、それが心臓に存在するムスカリン受容体に結合すると、心臓の鼓動がややゆっくりになり、送り出す血液量も減少します。




例えばベッドに入って横になっている時、一般的には副交感神経が優位になっているため、心拍数は落ち着いています。


さあ今から寝よう!としているのに、布団の中で心臓をドキドキさせてフンスフンスと鼻息荒くしている人はいないですよね(笑)


こういった時には、交感神経は大人しくしてくれているのです。




このように、日常生活の中で、交感神経と副交感神経は常に切り替わっています。
そして、男性が勃起ひてから射精に至るまでの間にも、やはりこれらの切り替わりが発生しているのです。
(勃起中は副交感神経、射精時は交感神経が優位になります)


ただ、ストレス社会と呼ばれる現代では、日常生活の中でリックスして副交感神経が優位になるタイミングが少なく、交感神経が働きっぱなしになることも多くあります。


これにより、自律神経失調症などの病気が引き起こされる可能性もあり、これはEDの原因にもなります。


自動的に働いてくれる自律神経ですが、そのバランスを崩さないためにも、意識してリラックスするタイミングを作ることが、今の世の中を生きていく上では必要になっています。